前回の「巾着田曼殊沙華公園」から埼玉繋がりで、過去に訪れた埼玉のお城回顧録です。
訪問日:2018年9月24日
菅谷館へのアクセス
東武東上線「武蔵嵐山」駅から徒歩約15分
菅谷館の歴史
菅谷館は、はっきりとした築城年や築城者がはっきりしていませんが、鎌倉幕府初期の有力御家人だった畠山重忠の居館と伝わっています。
ですが、現在残っているのは戦国時代の城跡です。
畠山氏は重忠の時代に菅谷に移り住んだと言われていますが1205年、執権北条氏の策略により討たれ、滅亡。
その後、山内上杉氏が館跡を菅谷城として再整備し、拠点としたと考えられています。
なお、実際に行くまで読み方はずっと「すがやかん」やと思ってて、「なべやかん」の発音で呼んでたんですが(それはそれでおかしいやろ)正しくは「すがややかた」でした。
ニホンゴ、ムズカシイネ。
城内の見どころ
全体図マップ。国指定史跡です。
菅谷館の面積は約13万㎡。東京ドーム約3個分だそうです。
毎回思いますが、この広さの基準を東京ドームにするのって、本当に一番分かりやすい例えなんでしょうか。
だって世の中には、野球場に行ったことない人だって沢山いる訳で。
何かもっと代わりになるものはないかと日々考えています。嘘です。日々そんな事を考えて過ごすほど暇ではありません。
埼玉県立嵐山史跡の博物館
続100名城のスタンプはこちらにあります。
歴史館の中には、重忠ロボットがいました。
訪問したのが6年も前なので、今もいるかは分かりませんが。自らの口で歴史を語ってくれました。
平城なので、歩くのは楽ちんです。
蔀土塁(しとみどるい)
菅谷館には、土塁跡が多く残っています。
三ノ廓から西ノ廓へと向かう道にかかる復元木橋
もはや遺構があったとしても、気づけないほどに辺りは草ボーボー。
夏場にお城遺構巡りは向いてないです。かと言って、真冬も寒いし。場所によっては雪積もるし。お城巡りって意外とシーズンが限られている趣味です。
この橋の先には行かず、Uターンで戻ります。
二ノ郭
さすがにこういう所は、きちんと芝が手入れされていました。
畠山重忠像
二ノ廓の土塁上にいた畠山重忠さん。
「畠山重忠の居館であったと伝えられている」ということは、確定ではないので、ここが重忠さんと何の関係もない可能性だってある訳です。
だとしたら本人は「いや、俺、ここの場所、別にゆかりないんですけど・・・」って思いながら毎日訪れる人々を迎え入れているのかもしれません。
そう思ってみたら、何か切ない表情に見えなくも・・・ない。
ただ、像が向かっている先は鎌倉なんだそう。
そうか、遠きあの日を思い返した表情でしたか。(どの日)
重忠像があるのはこの土塁。(右上の暗がりにいます。)
ちょっとの距離ですが、上るの面倒だなーと下からズームで撮影させてもらいました。(横着すいません)
ちなみに畠山重忠は、2022年の大河ドラマ『鎌倉殿』に登場していて、中川大志さんが演じていました。
出枡形土塁
土塁の案内板が立てられているんですが、もう、草にまみれてどれー?って感じです。
南郭
南郭を左手に、道なりに真っ直ぐ行くと・・・
ますます自然の森色が強まりました。
この先、城跡ではなくオオムラサキの森活動センターやホタルの里があるような自然公園のようです。
が、私は昆虫を探しに来た訳ではないので、もと来た道を戻ります。
ちなみに特別好きという訳ではないですが、奈良育ちなのに加え(実家、そんな田舎じゃないですけどね。まぁ、大阪に比べりゃ虫いっぱいいた)母親がめっぽう虫に強かったため、私も割と虫は平気です。
蜂と蛾とかムカデとか害虫系は嫌いだけど、昆虫とか普通に触れる。
逆にカマキリとかにすら「ぎゃー」ってなってる友人が不思議でした。確かに、つかんで鎌で指襲われたら「ぎゃー」なるけど。彼らの背筋力、侮ってはいけません。
本郭

重忠の屋敷も、おそらくこの廓内にあったと考えられているそう。
土塁遺構

土塁が今なお残っているって、石垣が残っている以上に凄いですよね。
何百年も雨風にさらされているのに、形をとどめてるんですもん。
菅谷館は、城跡というよりは自然たっぷり。緑多めの散策でした。
利用案内(埼玉県立嵐山史跡の博物館)
- 入館料:一般100円 高校生・学生50円
- 開館時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)※7月1日~8月31日は9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日:月曜日(ただし、祝日、5月1日、2日、11月14日の県民の日が月曜日の場合は開館)、年末年始(12/29~1/3)
その他、展示替えなどの理由により臨時休館の場合あり。
続100名城のスタンプ帳 公式ガイドブック
