今日も今日とて推し活の旅。
札幌到着初日、大阪の約半分の気温な上に、小雨もぱらつく生憎のお天気。
急遽、屋内のスポットに行くことを決め、向かったのが水族館。
どうも、生き物大好きおばさんです。
余談ですが、日本は人口あたりの水族館の数が世界一なんだそう。
各地方の水族館にはその地域の特色が現れるので、旅先で行くとこスポット上位なのですが、ただ都心部にある水族館はそう言った特色が薄れている気がして、そこまで「行きたい!」欲が湧かないんです。
が、今回ご紹介する「AOAO SAPPORO」は、見せ方が凄くオシャレで、普通の水族館とはまた違った角度から生き物を観察できる素敵な場所でした。
水族館は「moyuk SAPPORO」という商業施設の4~6階にあります。
施設のテーマは「生命のワンダー みえないものがみえてくる」
館内は決まった順路がなく、フロア内を自由に移動しながら生き物たちを観察することができます。
AOAO SAPPOROへのアクセス
「すすきの」駅から徒歩5分
「大通」駅から徒歩3分
「狸小路」電停から徒歩1分
最寄り駅が複数あり、それぞれから非常に近くアクセス最高です。
4F「CONNECT 人と水の世界がつながる」
水族館の入口があるのは4F。
入場料は、館内の券売機で購入すると通常2200円。
ですが、「料金B」という別料金が設定されている日があり、その日に該当するとWEB購入で2000円になります。
料金Bの該当日は、HPでご確認ください。
館内の動線は自由とのことですが、4階から6階へ順番に見ていくことに。
各フロアについているタイトルを、見出しにしています。
水の生物のラボ
生物の育成作業などをそのまま間近で見られるエリア。
水槽のすぐ反対側に飼育員さんがいて、何か作業している様子なんかも見れたりします。
水槽の反対側の壁には、日本の水族館の歴史に関する説明が書かれていて、これも面白かったです。
ジンベエザメの飼育って、思ったより歴史古い。(自分の誕生年より昔は、古いっていう感覚。逆に2000年とか結構最近の感覚。でも、実際は24年も前という事実に白目になる。)
5F「SCOPE 見えなかった世界を見つめる」
ビル内にある水族館なので、通常の水族館にあるような大型水槽はありません。
このような小型~中型の水槽が複数あり、生き物たちが展示されています。
それぞれが独立しているので、360度、様々な角度から見られることが、この水族館の一番面白いと思ったところでした。普通、水槽の正面からしか見れないですからね。
説明書きも、手書きで可愛い。
自分の正面から逃げ去っても、見る位置変えてどこまでストーキングすることができます。
今回一番気に入った生き物、アンダーソンサラマンダー。
パッと見、ウーパールーパーっぽいですが別種だそうです。可愛い。飼いたい。
観察と発見の部屋
大小様々な水槽が置かれ、テーマごとに生き物が展示されています。
また、各水槽の横には展示されている生き物に関する書籍も置かれています。ブックカフェは何度か行った事がありますが、ブックアクアリウムは初めてです。
なんか、シンガポールにこういうの、ありましたよね。
コケの塊みたいなモズクショイ。目立たないように、海藻や藻などを自分の体にくっつける性質のあるカニ。
この綺麗な水槽内では、その性質のせいで逆に目立ってます。
続いて、にょろにょろコーナー。
次、生まれ変わってこういう生物になったとしたら、自分が何者か分からないまま、本能のまま食べて、寝て、子孫を残して死んでいくんだろうな、と思います。
生き物の名前や種別は、人間が命名したものであって、彼らが自分たちで名乗った訳じゃないですからね。
人間以外の生物の思考を、一度でいいから体験してみたい。
ぺったんこのコーナーにいたピパピパという蛙。
体内の臓器、どうなってんだろ。
めちゃめちゃ細い友人に「その体ん中、臓器どう収まってんの?」って思わず聞いた事を思い出しました。
余談ですが、夏の間に約2キロ痩せたんですけど、顔も腹も肉肉しいままです。
・・・え、何が減ったん?臓器?
大体どこの水族館にもいるチンアナゴ。でも毎回じっくり観察しちゃうチンアナゴ。
タレつけたらアナゴと同じように美味なのか気になるチンアナゴ。
大量のヘコアユ。
続いてハゼコーナー。
ハゼって、こういう地味色(トビハゼ)しか見たことなかったのですが、
こんな綺麗な色のハゼ、いるんだ!って初めて知りました。
こちらはキイロサンゴハゼ。
(私、生き物好きですが、詳しくはありません。ってか、むしろ好きな癖に知識不足なので、こうやって色んな施設で沢山見て学ぼうとしています。ただ、こうやって興味あるものを片っ端からちょいカジりしているせいで、なかなか全部を記憶しきれないのが長年の悩みです・・・脳みその知識、クラウドから自由に出し入れしたい。)
820万年前、札幌周辺は海でした。
その当時生息していたサッポロカイギュウ。札幌で世界最古の大型カイギュウの化石が見つかっているそう。
日本のオオサンショウウオと、中国のチュウゴクオオサンショウウオの交配種。
オオサンショウウオって、目がすっごくつぶら。
オオサンショウウオを見ると、かつて京都水族館で見たギューギュー詰めのオオサンショウウオを思い出します。
これ。
6F「COMMONS ひとつの世界をともにする」
このフロアでは、非常に近い距離でペンギンを見ることができます。
そして、推しペンギンを見つけることもできます。
キタイワトビペンギンは、北海道の地名が名付けられています。個人的に好きな響きは「オコッペ」です。
押すな、押すな状態のペンギンたち。
網や檻もなく、すぐ間近でペンギンがバチャついたら、水しぶきがかかるぐらいに近いです。
歩く時のペタペタいう可愛い足音も聞こえます。
もうすぐ餌の時間。
ちゃんと分かって(るんだと思う)扉の前でスタンバイ中の食いしん坊。
飼育員さんは餌をあげる際「オシャマンベ 一。オコッペ 二」と言いながら、もう一人の飼育員さんにどの子が何匹食べたかを伝えていました。
飼育員さんが移動するごとについていく子がいる一方、
餌には見向きもしないマイペースな子もいる。
「みんな違って みんないい」みすゞ
水槽は下からも見る事ができて、泳いでいる様子も見れます。
ペンギンって、意外と泳ぐの速いよね。水の中を「泳ぐ」というか、やはり鳥だけに「飛ぶ」って感じ。
換羽中で、別部屋に隔離中の子たち。
同じフロアには、最も小型のペンギン・フェアリーペンギン(コガタペンギン)もいます。
今年の4月に孵化したヒナの「ラムネ」ちゃんがいる、と看板に書いてあったので、探してみました。
いた!この子です。
まだ半年足らずなのに、大人に紛れてもあんまり大差ないサイズ。
ウィキペディア師匠によると、成体でも体重は1.5キロ程度らしいです。
米より軽い!(それは米のサイズによるやろ。)
何度見ても、やっぱりクラゲ水槽って癒されるんだよなー
大型水槽がないので、水族館としての規模感は小さいですが、その分生き物との距離が近く感じられて、満喫できました。
営業時間も長く、全室ビル内にあるので、天候を気にせずに楽しめるのもメリット大の施設です。
利用案内
- 入館料:大人(高校生以上)2,2000円 子供(小中学生)1,100円 幼児(3歳以上)200円
※料金B金額適用日の場合、WEBチケット購入で大人2,000円 子供1,000円
- 開館時間:10:00~22:00(入館は21:00まで)
- 休館日:なし
おまけ
5Fフロアのエレベーター前にいたサラマンダー。
・・・こっち見んな。