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【鉄印の旅】由利高原鉄道 羽後本荘⇔矢島|2024年東北夏祭りめぐりの旅③

東北3県夏祭り巡りの旅 2日目。

この日は秋田を一旦離れ、夜に開催される「盛岡さんさ踊り」を見るために岩手県に移動します。

が、その前に、秋田で鉄印集め。由利高原鉄道に乗車します。

なお、先月の大雨の影響で一時由利高原鉄道は運休していましたが、復旧作業のおかげで無事運行が再開されました。

ありがとうございます。

JR羽越本線で、秋田駅から由利本荘駅へ

まずは秋田駅から、由利高原鉄道の乗り換え駅となる羽後本荘駅を目指します。

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「秋田県のSuicaエリアはここだ!!」

と高らかな宣言。

一部の駅のみがSuica対応なので、行先が対応しているかどうかを確認してから、ICか切符購入かを選択する必要がある。

地方路線あるあるです。

私が目指す羽後本荘駅は、エリア外なので切符を購入。770円でした。

9:11 秋田発→9:55 羽後本荘駅着

JR線と由利高原鉄道の改札は、同じ駅舎内。

JRの改札を出て、左手に待合室(写真のガラス張りになっている場所)、その隣に由利高原鉄道の改札があります。

というか改札内は繋がっているので、切符さえ持っていれば、わざわざ改札を出る必要もないのかな?

由利高原鉄道は、鳥海山の麓を走るのでその名も「鳥海山ろく線」と名付けられています。

由利高原鉄道の次の列車は10:55発。1時間の待ち時間。

その間に、羽後本荘駅を探索。

駅舎は2021年にリニューアルしたそうで、かなり綺麗で立派でした。

先ほど紹介した改札横の待合とは別に、1階部分にも待合室あり。

由利本荘市の名産?素敵な毬が展示してありました。

特急いなほ号の顔出しパネル。

改札で、1日乗車券を購入しました。

鉄印記帳駅は、終点の矢島駅

由利本荘駅から矢島駅までは、片道610円。

土日祝限定の1日乗車券が1,100円なので、往復するだけでもこちらの方が多少ではありますが、お得です。こういう細かい節約、大事。(ちょうどこの頃、株の暴落受けて資産が激減した人。今、またちょっと持ち直したけど。。。)

沿線のお店には、1日乗車券で優待を受けられる所もあり、裏面に提供店舗と優待サービスの一覧が載っています。

鳥海山ろく線「おばこ号」の車両案内

改札が開いたので、ホーム内へ。

改札口に、このような案内がありました。

映画「THE FIRST SLAM DUNK」の中で、山王高校の沢北選手がお参りした神社のモデルでは!?と話題の森子大物忌神社。

由利高原鉄道「黒沢駅」が最寄りで、駅から徒歩25分だそうです。

乗車する列車がこちら。

列車の通称名は「おばこ号」

「おばこ」とは、東北の方言で「若い女の子」という意味だそうです。

「おばさん」や「おばあちゃん」、「おば」って付いてると、年配の方を想像しちゃうけどここでは反対の意味なのね。

そして、秋田イッヌが超かわいい。

私が乗車したのは、10:55 羽後本荘駅発→11:34 矢島駅着の列車。

1日1往復、おばこ姿のアテンダントさんが乗車する「まごころ列車」というのがあるのですが、ちょうどその便の乗車でした。

正直、まごころ列車を狙った訳ではなかったんですが、都合のいい時間の列車を選択したらたまたま当たりました。

1両編成で、車内はボックスと、短いロングシート。(日本語の矛盾)

空いていたので、4人掛けのボックス席を一人で利用できました。

窓にも秋田イッヌ。こんな風に秋田イッヌと触れ合うのが夢です。

おばこさんから、パンフレットをいただきました。

由利高原鉄道を走る列車は、3色展開。

この他にも、車内が木材の工芸で作られた「鳥海おもちゃ列車『なかよしこよし』」と、「nostalgic train ちょうかい」も運行しています。

沿線の見どころマップ。

おばこさんが、紹介してくれる車窓の見どころと、このマップがあれば車窓の楽しみがマシマシです。

沿線の見どころ

鳥海山木のおもちゃ美術館。

廃校した木造校舎を利用した美術館で、最寄りの鮎川駅からはシャトルバスで行けるそうです。

先ほどご紹介した黒沢駅。

「くろさわえきに きたよ」

沢北!!もはやスラムダンクファンにしか伝わらないメッセージです。

韓国人?と思われる可愛い女子二人が、この駅で降りて行きました。昨日に続き、スラムダンクの海外での人気を改めて感じる。

秋田も日中は30度超えで、普通に暑いんですよね。(大阪よりはマシやけど。)

その中、駅から2キロ近く離れた神社に行くんですから。アニメへの情熱は、国を超える。

私も来年は、好きなアニメの聖地巡礼旅をメインに旅行計画作ってみようかなー。

こじんまりした駅舎。かわいい。

黒沢駅の次の駅「曲沢(まがりさわ」駅は、沿線の中で一番鳥海山が綺麗に見える駅

ということなのですが・・・

この日は、鳥海山、雲に覆われて見る事ができませんでした・・・

照れんなって。出てこいって。と心の中で呼び掛けてみても無理やった。

曲沢駅の隣「前郷駅」では、日本の旅客鉄道は珍しいタブレット交換というものが行われます。

にわか鉄道好きの私は「iPadでも交換するんすか?」ってレベルなので、詳しくは由利高原鉄道さんのHPをどうぞ。

もちろん、iPadの交換をするわけではありません。

www.obako5.com

ちょうど、前郷駅で沢山の子供たちが下車して、ドア付近がワチャワチャしていたので、この様子を見ることはできませんでした。

写真撮るのが遅れましたが、田んぼに「ユリテツ」の文字。

昨日の「リゾートしらかみ」から見る景色もそうでしたが、車窓の眺め、田んぼ多し。

さすが米どころ秋田。稲の緑に目が癒されます。

反対車線のおばこ号は、グリーンカラー。秋田イッヌが相変わらず可愛い。

駅舎がどれも味があります。駅名標についているおばこのイラストも可愛い。

鳥海山は見れませんでしたが、乗車記念のしおりをもらえたので、鳥海山柄を選びました。

窓にかざして見てみたら、これはもう車窓から鳥海山を見た!と言っても過言ではない。(過言です。)

おばこアテンダントさんのガイドを聞きながら、羽後本荘駅から約40分。

矢島駅に到着しました。

矢島駅名物ご婦人・まつ子さんと触れ合いながら鉄印ゲット

矢島駅での滞在時間は21分。

完全に鉄印もらうためだけに今回は乗車しています。

由利高原鉄道の鉄印は、窓口でもらえる直筆・書置きタイプの他に「まつ子さん直筆」というのがあります。

まつ子さんというのは、矢島駅舎内のお土産屋さんにいらっしゃるご婦人。

お土産屋さんの名は、その名も「まつこの部屋」だそう。

ここに来たなら、まつ子さんからの鉄印をいただきたい!ということで、まつ子さん直筆を選択。

お金だけは窓口で払って、お隣にある売店へ。

本家(?)のマツコさんとのお写真もありました。

先に来られてた方の鉄印執筆中だったので、待っている間お店をブラブラ。

まつ子さん直筆鉄印を選択すると、お店で使える200円割引券がもらえます。

手作り感満載。

駅のお土産屋さんに、こんなに沢山サイン飾ってあるの初めて見た。

順番が来たので、グリーン席に移動。

1冊、1冊、丁寧に書いてくださいます。

直筆バージョンも5種類あって、どうやらご自分でデザイン考えて書かれてるそう。

ちなみに、お姿等々、ブログに載せてもいいですかー?って聞いたら、快くOKしてくれました。

「私、色んなところに出てるからね。」って。

確かに。車内でもらったパンフレットにも、まつ子さんのお写真載ってますしね。

頂いたのは、平仮名バージョンの鉄印。一番最近考えたバージョンらしいです。

あと、ここグリーン席だからってお菓子ももらえました。

せっかく割引券ももらったので、まつ子の部屋で稲庭うどんを購入。(好きなんです、稲庭うどん。)

そしたら、割引券持って帰る?と聞かれ、じゃあ記念に・・・と答えたら

バージョンアップしてくれました。髪、フサフサなった。

まつ子さんが色塗りしている間、色々お喋りしていたら、あっという間に帰りの列車の出発時間間近。

駅舎内にはカフェもあるので、ここでお茶飲みながら時間潰すこともできます。

矢島駅で、もっと待ち時間があれば良かったのに・・・

まつ子さんとお別れして、再びホームへ。

帰りに乗車したのは「nostalgic train ちょうかい」

車内は、ロングシートで、その前にテーブルが備え付けられていました。

出発間際、お見送りに来てくれたまつ子さんに手を振って、矢島駅を出発。

誕生日が楽しみじゃなくなって久しいですが、明るく元気な人生の先輩に出会うと、年を重ねる事って素敵な事だなと思えます。

まつ子さんはお休みの事もあるようなので、今回お会いできて良かったです。

いつもとはちょっと違う、人との出会いも楽しい鉄印旅でした。

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