河津桜まつりで河津駅を訪れた際、駅からバスで河津七滝方面へ向かい、周辺を観光しました。
今回は河津七滝プチ散策&世界の珍しいカエルが見られる『体験型カエル館KawaZoo』の紹介です。
河津さくらまつりの記事はこちら。
河津七滝 七分の四滝散策
バスで河津駅から河津七滝へ行くには、河津駅から修善寺行きバスに乗り「河津七滝」バス停下車。乗車時間は25分。運賃は610円です。
東海バスのフリー切符「石廊崎・下田2日券」を買っていたので、なるべく遠い所に行ってみようということで、いくつかの候補の中から今回河津七滝に行くことにしました。
河津七滝とは、河津川上流から順に「釜滝」「エビ滝」「蛇滝」「初景滝」「カニ滝」「出会滝」「大滝」と名付けられた7つの滝のこと。
ちなみに「河津七滝」は「かわづななたき」ではなく「かわづななだる」と読みます。河津で滝のことを「垂水(たるみ)」と呼んでいたので、このように呼ぶんだそう。
上流の釜滝から全ての滝を巡るのであれば「水垂」というバス停で降りた方がいいのですが、フリーチケットで行けるのが「河津七滝」バス停までだったのと、時間の都合により今回は「河津七滝」で下車ののち「初景滝」まで上って、そこからまた道を戻りながら「大滝」まで。七滝ならぬ河津四滝巡りです。
川沿いには遊歩道が整備されているため、歩きやすいです。ただ、滝に降りる道などは多少道が悪いところもあるので、歩きやすい靴は必須。
初景滝の道すがら大岩成就という場所がありました。
看板の下にある小石を3個手に取り、柵の向こうにある岩に一つでも乗せることができれば願いが叶うそう。
結構な数の石が乗っかっています。距離もそう遠くないし、これならノーコン球技音痴の私でもできるかも、と石を手に取り投げてみる。
これからも、安全に楽しく旅ができますように。
見事3個とも岩に届くこともなく、引力に従って落下していきました。
・・・自分のノーコン具合、見誤ったわ。
初景滝
気を取り直して滝巡り。
初景滝前には『伊豆の踊子』の像があり、河津七滝を紹介するパンフレットなどにはよくこの滝と像の写真が使われています。
河津駅前の像もそうだったんですが、この二人決して横に並ぶことなく、踊子の女性の後ろ側に男性がいるんですよね。小説を読んだら、この距離間の意図が分かるんだろうか。
滝は決して大きくはありませんが、滝壺の河の水が緑ががっていて非常に綺麗。
余談ですが、私この日の朝にカメラを落としてしまい、レンズがゆがんでズームレンズが単焦点レンズと化しました。よって、アップで撮りたい場合は自らが前に行くしかないという状態に・・・
(ネットで同じレンズを中古で購入したので、現状元のズームレンズに復活。)
初景滝から上流の滝に行く場合、この階段を上がって行かなくてはいけません。今回四滝だけにした理由の一つがこれ。そんなに体力使う気分じゃなかった。(とは言え、毎日2万歩近く歩いていたけど。)
カニ滝
初景滝から徒歩5分で2つ目のカニ滝。
ここは滝よりも、その横に生えている巨木の方が見ごたえありました。
出会滝
カニ滝からさらに5分。3つ目の出会滝。出会滝までは遊歩道から少し階段を下っていきます。
2つの滝が出会うことからこの名がつけられています。
荻ノ入川から落ちるこの滝と
河津川から流れてきたこちらの滝が合流。
大滝
出会滝から徒歩10分。実際はこの間にある『体験型カエル館KawaZoo』に行ってから、最後に大滝を見に行きました。
大滝も展望台までは、道路から階段を数分下って行く必要があります。展望台への歩道は開放時間が決まっているので要注意。
6月~9月は8:00~18:00。10月~5月は8:00~17:00です。(2023年2月時点)
大滝は、河津七滝の中で最大の大きさの滝です。
手前に何と温泉があり、滝見風呂をされている方がいらっしゃいました。
皆さん水着やタオルではきちんと隠されていたのですが、何だかのぞき見をしている気分で目のやり場に少し困りました。
大滝から道路へ戻る途中、河津七滝ループ橋が木々の間からチラ見え。
世界中の珍しいカエルが見られる『体験型カエル館KawaZoo』
滝散策の途中に立ち寄ったのが『体験型カエル館KawaZoo』
正直私、別にそこまでカエルが好きって訳ではなかったのですが、日本最大級のカエル専門施設ということで、気になって行ってみました。
あと、今年自分の中で「そんなに興味がないものも行ってみよう、見てみよう」がテーマなんです。案外食わず嫌いなだけで、足を踏み入れたら興味が持てるかもしれないし、何でも見てやれ、行ってやれと思うことにしました。
そして、行った感想を先に言いますと、これが非常に面白かったです。こちらの施設には、世界中から集めたカエルが120種以上、約2000匹も展示されています。
沢山いるカエルの中で、私が気に入ったカエルを数体ご紹介。
ただ、カエルという生物は苦手な方もいると思いますので、そういう方はこの先閲覧注意。薄目か白目でやり過ごしてください。
ミステリオサスヤドクガエル(ペルー)
水玉模様がシャレオツです。
キンスジアメガエル(オーストラリア・ニューカレドニア・ニュージーランド・バヌアツ)
鮮やかな緑が水に濡れて、玉虫色のように見えて綺麗。
サビトマトガエル(マダガスカル)
名前が言い得て妙過ぎる。
ジュウジメドクアマガエル(南米北部)
白乳色の毒を分泌することから別名「ミルクガエル」ミルクだけど飲んだら大変。
ゲージの中の子、逃げ出そうと必死にもがいていました。
基本、カエルってじーっとしている子が多かった中、かなりこいつはアクティブ派。
ベルツノガエル(アルゼンチン)
山道で出会ったら、多分絶叫する。
こっち見んなや。
あ、すいません。
ミヤコヒキガエル
一度に12000個以上の卵を産むんだそう。ビッグダディもびっくりの子沢山。
アイゾメヤドクガエル(パトリシア)(南米北部)
アイゾメヤドクガエル(シトロネラ)(南米北部)
モウドクフキヤガエル(コロンビア)
マダラヤドクガエル(ブルー)
名前から見ても分かる通り、毒を持ったカエルたち。しかし、色あいや模様はほぼアート作品のような美しさ。肝に銘じておきましょう。自然界で出会う美しいものには、毒がある。むやみやたらに手を出さない。
中にはこういう状態の水槽もあります。
後半には、直接カエルが見られるこのような場所も。
え?カエル急に飛んで来たりしないよね?さすがにそれは心の準備が・・・あと、ぼーっと歩いてブニュッて踏んだりしたらどうしよう。ド、ドキドキ・・・
しかし心配とは裏腹に、木々の間を探して見て回るも、カエルの姿は見当たらず。
唯一、葉の裏にシルエットだけ見つけることができました。
コモリガエル(南米)
もはや「写真で一言」みたいなことになっている。
何となく気になって入った場所でしたが、今まで見たことがないカエルが次から次へと現れて、興味津々でガラスに張り付いて観察してしまいました。ただ、この施設一点難点があります。
それは、全部のカエルを見つけることがほぼ不可能。小さなカエルが多く、木や葉の裏に隠れていたら、もうお手上げです。
Googleの口コミに「ウォーリーを探せみたい」って評価書いている人いたんですが、まさにそれ。子供時代にウォーリーは全部見つけることができましたが、KawaZooの難易度はウォーリー以上。ただ、それだけに見つけた時は妙にテンションも上がります。
利用案内
- 料金:大人(中学生以上)1,000円 子供(小学生以下)500円 6歳未満無料
(東海バスのフリー切符を提示すると、200円引きで入館できました。)
- 開館時間:10:00~16:30(最終入園16:00)
- 休館日:年中無休
おまけ
この中にミツヅノコノハガエルがいます。見つけてください。
(ってか、果たして私が「これだ!」と思っているのは、本当にカエルなのか正直自分でも確信は持てていません。実はどこにも写ってないのかも・・・?)