えちこの旅ブログ

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天然の入り江を利用した一味違う『下田海中水族館』

伊豆の3大春祭り(と私が勝手に名付けた)巡りと合わせて、周辺観光も行いました。

伊豆ってやたら動物関連の施設多いですよね。動物好きにとっては、どこに行こうか悩ましい限り。

ということで「お祭りおばさん」兼「生き物おばさん」は、毎日河津桜を愛でつつ、動物にも癒されていたのでした。

今回は、下田にある下田海中水族館をご紹介します。

下田海中水族館へのアクセス

伊豆急行伊豆急下田駅から東海バス下田海中水族館」行きで7分 下車すぐ。

伊豆急下田駅から徒歩でも20分程度で行けます。

私は「みなみの桜と菜の花まつり」を見終えたあとに向かったので、「下田南」というバス停で下車し、そこから15分ほど歩いて行きました。

途中ペリーロードを通ります。

江戸時代、鎖国政策を取っていた日本ですが、ペリーが黒船で浦賀に来航したのち、1854年日米和親条約を締結。その時開かれた港がここ下田と函館です。

ペリーロードには、古民家を利用したカフェなどが並んでいました。

こちらの案内から徒歩ならさらに5分歩きます。

暗くなったら絶対に通りたくないトンネルを抜けると・・・

ちょっとレトロ感漂う下田海中水族館に到着です。

下田海中水族館の特徴

下田海中水族館の一番の特徴は、天然の入江を利用した水族館であること。

生簀が海に浮かんでいます。ここにいるのは食用のお魚・・・ではなく、イルカさん。

水槽のある『アクアドーム ペリー号』は、よく見ると「水族」と書かれています。

そう。この建物、このように岩場に係留されています。そして左側にはイルカが逃げ出さないため(?)のネットが。

(でも、イルカめっちゃジャンプしてたし、これぐらいのネットなら超えて行けそうだけどな・・・)

距離が近い!天然の海のイルカショー

水族館に着いたのが15時前。閉館が16時半のため1時間半しかありません。ですが、こちらの水族館では毎日1時間に1~3回のペースでショーが開催されています。

ちなみに15時以降のショースケジュールは

15:00 ワンダーオーシャン 海上ステージイルカショー

15:25 ペタペタマーチ 係によるペンギン給餌タイム

15:50 マリンファンタジー カマイルカとアシカのショー

の3本です。サザエさんも驚きの豪華3本立て。いや、ショー見てるだけで閉館時間になってしまう。

でも、イルカショーは外せないので、ショーが行われる会場ステージ前のアクアドームペリー号内でスタンバイ。

2階部分にも上がれたので、ショー開始前に上ってみました。

下を覗いて見てみたら・・・

イルカさんがいる!か、かわいい!!

ちらっ。

あ!こっち見た!!こんにちわー

この入り江では、5頭のイルカさんが生活しているようです。さっきの子はどの子かな・・・?

ショーが間近になるとステージに餌が用意され、イルカさんも餌が欲しくて寄ってきました。
通常のイルカショーのステージって、階段状の座席があって、そこから水槽を上から眺めるという感じだと思いますが、ここは目の前の入り江にいるイルカを、ペリー号の柵越しに眺めるので非常にイルカさんが近い。そしてステージが客席側にあるのも面白い。

ショーステージは海。今まで見たどのイルカショーよりも大きな会場(イルカ側からして)でのイルカショーです。

トレーナーさんを乗せてジャーンプ!!

イルカ、ビッターン。

いや、イルカのジャンプってタイミング合わせて写真撮るの難しいんですよね。肉眼でも見たいからちょっとカメラから目を離したら、その隙に飛んでるし。

しかも、海中に潜ったらどこにイルカいるのか分からないので、キョロキョロ探していたら、思いもかけない方角から飛んで来たりする。神出鬼没度も過去一のイルカショーです。

イルカ、ビッターン。(さっきも見たわ)

こちらのイルカショーでは、下田海中水族館ならではのアトラクションが体験できます。

それが「アメージング・シート」

目の前の方の頭越しに見える、水中に浮かんでいるオレンジ色のボート。イルカと同じ目線でショーを見ることができるシートです。目の前をジャンプで飛んで行く技も見せてくれるので、頭上をイルカがジャンプ!というレアな体験ができます。お一人様別途1,500円の有料席。イルカをより間近で見たい方はぜひ。

ショーの最後は、尾びれを振って「バイバーイ」

いやぁ、面白かった。

こちらの水族館では、イルカの餌やりを始め、ドルフィンスノーケル、ドルフィンダイビングなどイルカを身近に感じられるプログラムが多数用意されています。

詳細は公式HPをご確認ください。(パンフレットの写真見たら、物凄い近い距離でイルカと接しているので、かなり興味ある・・・)

shimoda-aquarium.com

ペンギンプール周辺の生き物たち

イルカショーが終わったら、次はペンギン給餌タイム。ということで、ペンギンプールに向かいがてら、道中の生き物たちを見ていきます。

アザラシ池のアザラシ。

コツメカワウソ。はい、後ろ姿でも可愛い。

寝姿かわいい。

起きても可愛い。

動く事を忘れたかのごとく、微動だにせず観客を沸かせていたオウサマペンギン。

堂々とした佇まいは、名前の通り王様の威厳。

アザラシ館内のゴマフアザラシ

名前は「コハル」ちゃんと「サクラコ」ちゃん。どちらも春にちなんだお名前。河津桜が有名な伊豆だからでしょうか。

アザラシのフォルムは、ほぼ抱き枕。アザラシを見ていたら、ペンギンプールから飼育員さんの声がしました。ペンギン給餌タイムが始まった模様。

ちょっとだけ見に行ってみよう。

基本的にペンギンは自由気まま。

1匹芸を覚えたペンギンさんがいましたが、ちょっとした段差をのぼったり、岩場からジャンプをしたり、とーっても緩い感じの芸でした。それでも、ペンギンが芸をするのは珍しいので、飼育員さんとペンギンさんの努力のたまものなのでしょう。

餌にわき目も振らず、明後日の方向に進むペンギン。

給餌タイムをずっと見ていたかったのですが、他の施設も行きたかったので適当なところで切り上げて「伊豆の海の生物館 うみめぐり」という建物へ。

海のさくらと謳われたサクラダイ。生まれたときはメスで、成長するとオスに性転換しちゃう魚です。

ナミマツカサ。コントで瞼の上に目書いて寝てる人、みたいなことになっている。

タカアシガニカニ道楽の看板になれそう。

ダイナンウミヘビ。ウミヘビではなく、実際はウナギの仲間だそうです。体長は1.5m以上もあるそう。砂の中に、ほぼ私と同じサイズの体が埋まってるのか・・・

マリンファンタジーでアシカとイルカのショーを見学

水槽を見てまわり、15:50から始まるカマイルカとアシカのショーへ。いや、この水族館見るもの多くて大忙し(大きな水族館じゃないし、2時間弱もあれば十分かと思ったら大誤算やったわ。)

まずはアシカとお姉さんの息のあったショー。

腹筋しながらお姉さんにチュッ。

水上でくるりん。

片手でナイスバランス。

立ち上がってみんなにご挨拶。

続いてカマイルカの登場。

これまたショーを最後まで見たかったのですが、まだ「アクアドームペリー号」内部を見学できていなかったので、途中で退出。ショーが面白くなかった訳じゃないんです。致し方なくなんです。最後までショーを見れずにごめんね、カマイルカさん。

入り江に浮かぶ大水槽「アクアドームペリー号」

再び入口側に戻りながら、アクアドームペリー号へ。

最初にも書きましたが、アクアドームペリー号は係留船。この中に、伊豆の海を再現した大水槽を有しています。

南の海と違ってカラフルな魚はいません。地域ごとの水族館はそれぞれ特色があって面白い。

こちらの中で『わたしたちヘンタイするんです展』という展示が開催されていて、その中で私の目を最も引いたのがこちらの生き物。

クモウツボ

・・・鼻毛出てるよね?

閉館間際は人がそもそも少ない上に、残っている方の大半がカマイルカとアシカのショーを見ていたので、大水槽を独り占めで見ることができました。

後半掛け足になってしまいましたが、入り江に浮かぶという一風変わった下田海中水族館、非常に楽しかったです。

利用案内

  • 料金:大人2,100円 子供(4歳~小学生)1,050円
  • 開館時間:時期によって異なるため、HPをご確認ください。
  • 休館日:2023年は12月12~15日

shimoda-aquarium.com

おまけ

ネコザメ、正面から見たらほぼイヤミ。(例えが昭和。)