えちこの旅ブログ

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ロケ地としても人気の地下空間「大谷資料館」

栃木旅2日目。前回の記事はこちら。

iechiko.hatenablog.com

大谷寺と平和観音を訪れたあと、大谷資料館へ。

大谷資料館へのアクセス

JR宇都宮駅から関東バス「大谷・立岩」行きで30分。

「資料館入口」下車 徒歩5分。

大谷寺からは徒歩7分ほどです。

途中、大谷景観公園横を通ります。

大谷資料館とは

1919年から1986年までの間、大谷石を掘り出してきた元採掘場。

その広さは約2万平方m。深さは平均30m。一番深い部分は地下60mにも及びます。

坑内の平均気温は年間を通して約8度。

第二次世界大戦中には、地下倉庫や軍事工場として、また戦後は政府米の貯蔵庫として使用されました。

1979年に大谷資料館として一般公開され、近年では、映画やドラマ、ミュージックビデオの撮影や、コンサートなどの会場としても使用されています。

館内

地下案内図。全部が公開されている訳ではなく、入れるのはグレーに色付けされた部分だけ。こう見ると立入禁止エリアの方が大きいのですが、実際中を歩いてみたら、グレーの部分だけでも結構な広さがありました。
受付の建物内にある階段から、地下へどんどん降りていきます。

薄暗い中、広がる石の空間は、さながらゲームとかに出てくるダンジョンみたい。

(とは言え、私ゲーム全然しないから、完全イメージで言ってます。)

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高さ30メートル。かなり天井までが高い空間です。そして、伸びる影も超でかい。

それがまた不思議な空間を演出しているようでもあります。

カーリーこと華道家假屋崎省吾さんの作品。

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アニメメイドインアビスとのコラボ企画で、謎解きゲームみたいなのが坑内で行われていました。そのイベントに参加されている方が、段差とかに座り込んで何やら真剣に問題考えてた。(現在はイベント終了しています。)

このアニメ、かわいらしいキャラクターとはうらはらに、結構内容が残酷でダークなんですよね。そういうの好きなんで割とはまって見てました。

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過去に撮影された映画やドラマの撮影シーン。

私が好きなドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズの撮影もされていたようです。

このドラマ、色んなもののパロディ盛沢山でめちゃめちゃ面白かった。

この日の坑内温度は9度。天然の冷蔵庫と言われるように、坑内は年間通じて10度以下。外の気温も下がっていて、割と温かい恰好をしていたので、中を歩いていて寒さは感じませんでした。

夏場なら天然クーラーとしてとても涼しく感じられるかもしれませんが、逆に夏の恰好だと長時間いると寒いんじゃないかな。

急に現れて普通にびっくりした採掘再現の人形。

あくまでも「資料館」なので、このように採掘に関する展示もあります。

掘り出された大谷石たち・・かな?

数字は大谷石の規格を表すもの。

大谷石に関する資料もありつつ、アート空間とも言える巨大空間。
様々な作品のロケ地として使われたり、写真撮影スポットとしても人気になっているのが頷けました。この空間の中を歩くだけで楽しかったです。

気分はゲームの勇者、もしくはインディジョーンズ。

坑内外にあった泉。
「硬い石はDIAMOND(大谷門戸)」ですって。

・・・・

(何か言え)

大谷資料館利用案内

  • 入館料

       大人800円 小・中学生400円

  • 開館時間

   4月~11月:9:00~17:00(入館は16:30まで)

   12月~3月:9:00~16:30(入館は16:00まで)

  • 休館日

   12月~3月の毎週火曜日・年末年始

   (火曜日が祝祭日の場合は、翌日休館)

www.oya909.co.jp

ROCKSIDE MARKETでランチ

帰りのバスまで時間があったので、資料館の隣にある「OHYA BASE」内にあるカフェ「ROCKSIDE MARKET」でランチを食べて時間を潰すことに。

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オムライス。1,480円。

カトリック松が峰教会

この日は、大谷石に関するスポット巡りということで、帰りの宇都宮駅行きバスを途中下車してカトリック松が峰教会へ。

教会は東武宇都宮駅から徒歩5分ほどなので、バス停「東武駅前」で下車しました。

昭和7年に完成した教会で、大谷石を使った建造物としては日本最大級。
国の登録有形文化財にも登録されています。

内部は見学不可ですが、敷地内に入ってぐるっと一周建物を見ることはできます。

ステンドグラスも当時のものでしょうか?落ち着いた色合いが大谷石とあっているなと感じました。

子供の賑やかな声がするなと思ったら、恐らく教会系列と思われる幼稚園?保育園?が隣りにあって、お外でキッズが元気に遊んでいました。
一応私もキリスト教学必須の大学出身なので、聖書について学んだし、讃美歌「いつくしみ深き」は歌えます。

い~つくしみふか~き 友なるイエスは~

と心で歌いながら教会周囲を見学して、再びバスに乗って宇都宮駅まで。

既に宇都宮駅のホテルはチェックアウトしており、荷物は駅のロッカーに入れていたので、それをピックアップしたのち、次の宿泊先栃木駅へ。

おまけ

大谷資料館前の自販機が大谷石柄。

観光地には、その場所にゆかりの絵柄の自販機がよくあるけれど、石の柄は初めて見たかも。

ただ最初石の絵柄だと分からなくて、単に薄汚れてるのかと思ったよ・・・