先日11月13日に開催された「福岡マラソン2022」へ参加しました。
そのマラソンブログはこちら。
諸々ゼッケン受け取りなどもあるため、前日に福岡入り。翌日のマラソンに備え体力は温存しておきつつ、でもラン旅の醍醐味である観光もしたい。
ということで、1か所だけ博多からも近い福岡の名所『太宰府天満宮』に行って来ました。
『旅人-たびと‐』に乗って太宰府へ
ホテルが「薬院」駅の近くだったので、そこから「西鉄二日市」駅まで行き、西鉄太宰府線に乗り換え「太宰府」駅まで。
「西鉄二日市」から乗った列車は『旅人‐たびと‐』
観光列車ではありますが、追加料金なく乗車できます。列車名は太宰府ゆかりの歌人・大伴旅人にちなんだものだそう。
駅を出ると、すぐに太宰府天満宮へと続く参道があります。
両側に飲食店やお土産屋さんが並ぶ様は、THE観光地という感じ。そして人がめっちゃ多い。そして気温がめっちゃ暑い(この日最高気温25~6度あった。)
この辺りは混んでそうだしな、とホテル近くでランチ済ませて来ていたので、どんなお店あるのかな~とチェックだけしながらひとまず天満宮へ。
太宰府天満宮の歴史
太宰府天満宮は、平安時代に学者・政治家・歌人として活躍した菅原道真を祀る神社。
菅原道真は、宇多天皇の時代に重用された人物で、その後の醍醐天皇の時代には右大臣に任命されました。学者の家柄としては異例の昇進でした。道真の行った施策で有名なのが「白紙(894年)に戻そう」の語呂でお馴染み「遣唐使の廃止」。
しかし、今も昔も出る杭は打たれる。左大臣の藤原時平の策謀により、道真は大宰府に流罪。
そして、903年大宰府の南館において生涯を終えました。
死後、遺体を牛車に乗せて運んでいる最中に牛が動かなくなったため、ここに留まりたいという道真の意志だと判断され、その地に道真は葬られることになりました。
その後、都で疫病や異常気象が起こったため、道真の祟りと恐れた朝廷は道真の霊を鎮めるために、醍醐天皇の勅を奉じた藤原仲平を大宰府に派遣。墓所の上に社殿を建立しました。
しかし、その後も皇族の死が相次ぐなど祟りは収まることがなかったため、道真の官位は元の右大臣に戻され、また従来天皇・皇族を祀る神社の社号「天満宮」が使われ、天神さまと崇められるようになったそうです。
今では「学問の神様」として、受験生の参拝があとを絶たない日本を代表する神社の一つとなっています。
境内
参道を進むと、鳥居とその横に案内所があります。
案内所横の境内図。
鳥居を抜けた正面に御神牛の像があり、写真撮影の人の長蛇の列が。
しかし、この先にも御神牛の像があって、そちらはタイミングによって全然人がいませんでした。
太鼓橋&心字池
池にかかる3つの橋は「過去・現在・未来」を表しており、参拝者の心身を清める橋とされています。
この池が漢字の「心」をかたどっていると書かれていたんですが、ちょっとよく分からなかった・・・
麒麟および鷽(うそ)像
隣で見ていた女性が
この鳥、キングダムの河了貂みたい
って言ってました。確かにちと似てるかも。
鷽は幸運を招く天神さまの守り鳥だそう。
御神牛
入口付近では長蛇の列だった御神牛の像。楼門前にもいますが、こちらは全然周りに人いませんでした。
(タイミングによると思いますが、比較的こちらは空いてる気がする。)
頭撫でたら賢くなれるらしいです。
楼門
楼門は、太鼓橋側と本殿側で見た目が違う珍しい作り。上は太鼓橋側。
そしてこちらが本殿側。太鼓橋側から見ると二重屋根、本殿側からだと一重屋根になっています。
本殿
本殿前は参拝客の長蛇の列。まぁ、有名な神社・仏閣行くとこういう光景はあるあるですよね。
しばらく並んで、道真公にご挨拶。
明日のマラソン大会、いいコンディションで走り切れますように。
ま、スポーツ=体育=学問の一種ということで。お陰で翌日のマラソン大会、想像以上にいいタイムで走れました。
丁度、七五三の時期だったので、本殿にお参りしてるお子さん連れのご家族が沢山いました。みんな素敵なお衣装で可愛いらしかったです。
私も七歳のとき、着物着て写真撮ったんですけど、髪型がおかっぱで岸田劉生の「麗子像」みたいでした。黒歴史や。
私がもらいに行ったときは空いてたのに、その数分後これまた長蛇の列になっていました。タイミングって大事。
本殿裏側にまわると、人はだいぶ少なくなります。
紅葉が見ごろで素敵でした。
立派な木を見ると、やはり神社には何らかのパワーがあるとしか思えない。
おみくじ
ワールドカップ記念の青色おみくじを引いてみました。
私、生命線2本あるんです。(今一番どうでもいい)
結果は小吉。変化が多いけど+の変化とのこと。ええやん、凄くええやん。
旅行運は「途中迷うことあり」それ、おみくじに言われるまでもなく、方向音痴やから常に迷ってます。
大楠
樹齢1500年と言われる大楠
菊展
季節柄、境内で菊のお花が展示されていました。
昔、ひらかたパークという大阪にある遊園地で「菊人形展」が開催されていたんですが、子供のときそれが怖くて怖くて。今でも菊を見ると「綺麗」というより、幼少期のその恐怖心が蘇ってちょっとしたトラウマです。別に今見たら怖くもなんともないんだろうけど。
宝物館
時間があったので、宝物殿にも行ってみました。
入館料は大人500円。
菅原道真にまつわる品などが展示されていますが、数はあまり多くありません。
特別展として「THE FLOWER BOX EXHIBITION」が開催されていて、そちらが結構見ごたえありました。
(開催期間:2022年10月25日~11月27日)
とりあえず語彙力なくて「かわいい」という感想しか出てこないんですけど、デンマークのフラワーアーティストNICOLAI BERGMANNさんのフラワーアート作品展。
他アーティストさんとのコラボ作品もありました。
ね?かわいかったでしょ?
宝物殿利用案内
- 入館料
大人500円 大学・高校生200円 小・中学生100円
- 営業時間
9:00~16:30(最終入場16:00)
- 休館日:月曜日
おまけ
駅へ戻る途中、あまりの暑さに購入した「Kingberry あまおうチーズケーキファクトリー」のあまおうスムージー。
マラソン前日でも、砂糖摂取は怠らない。それが砂糖中毒の性。