趣味の一つとして、10年以上続けているランニング。
冬がシーズンのスポーツではあるんですが、どうしても攻略できなものがあります。それは「寒さ」
冬なんだから寒いの当たり前じゃろがい!最低気温でもせいぜい2~3度の大阪市内で何を言ってるんじゃい!と言われそうですが、私の冷え性は筋金入りで、幼少期~小学生の頃は手足十本のうち9割しもやけ。手の指腫れてグーできないレベルです。
(ちなみに、生まれ育ったのは奈良市内です。それなりに冬は寒いですが、雪国に比べたら全然まし。北海道や東北、日本海側で生活してたら私の手足どうなってたんだか。)
ランニングをするようになり、代謝はよくなったと思われるもののいまだに重度の末端冷え性です。(真夏以外、手足があったかい日はない。室温30度以下だと足先は冷たい。)
そんな私が、一番つらいのが手の冷え。
しばらく走ると冷たさを通り越して痛みに変わり、たかだか1時間弱走っただけで
おててが痛すぎてもう無理ー!走れません!!
ってなって帰途につく始末。
そして、マンションに到着後、手がかじかんで、ポーチにつけてる鍵が取り出せなくなり、ドア前でモタモタしてたら、ガチャっと住人さん中から出てきて「うわぁ!」みたいなことになります。
もちろん、ランニング用の手袋は使用しています。いままで使用していたのは、ミズノのランニング用手袋。
もちろんないよりはましなんですが、手の冷え・痛さは解消されず。
(ミズノさんの製品が悪い訳では決してありません。私の冷えが尋常じゃなく異常なんです。)
そこで先日新たに、好日山荘でMAMMUTのWool Gloveを購入しました。
実際に週末着用して走ってみたレビューをしたいと思います。
同じように冷え性過ぎて、手がちぎれそうなほど毎度痛い(泣)という方のご参考になれば。
MAMMUT Wool Glove
こちらは、トレッキング・登山用の手袋だと思うんですが、薄手なのでランニング用としても使い勝手よし。
(暖かさを求めるなら、ごっつい登山用手袋の方が優れてるんだと思いますが、さすがにランニングで使うには重量がありすぎる。)
公式HPで製品紹介を見ると、メインはインナー手袋として使用するものらしいですが、もちろん1枚での使用可。タッチスクリーンにも対応しています。
サイズは、5~12の8展開。男女共用となっています。私は身長の割に手がでっかいので、7サイズを購入しました。
若干余りが出ていますが、それは後述しますが2枚重ねで使用することを考えてです。
そして、素材がメリノウールというところが一番のポイントです。
メリノウールとは
メリノウールは、メリノ種という羊の毛のこと。
多くのアウトドアブランドで、このメリノウールを使用したインナーやウエアが販売されています。
そのメリットは4点あります。
1.高い保温性
2.通気性の良さ
3.防臭効果に優れている
4.肌ざわりの良さ
過去に行っていたお遍路での長距離歩行や、ごくたま~に近場のトレッキングをする用に、メリノウールの長袖Tシャツを愛用しています。
実際に使用してみた感想
1枚で使用してみた
まずは、このメリノウールの手袋のみで走ってみました。
結論:手が痛くなるのは改善。ただし、手の冷たさはたいして改善されない。
冷えによる痛みが辛すぎる、かじかんで手が動かないというのはなくなりました。が、だからと言って手が暖かくなったかと言えば、冷たいまま。
ただし、肌触りは確かにいいので、ウールのチクチク感はなく、お肌弱々の私でも快適に使用できました。
2枚重ねしてみた
今まで使用していたミズノの手袋の上に、このメリノウール手袋を重ねて使用。
結論:1枚より暖かさアップ!手の甲の冷たさは改善。ただし、指先は冷たいまま。
2枚重ねてるんだから暖かさがアップすんのは当たり前のことっちゃ当たり前ですけどね。。
今まで指先はもちろん手の甲が外気に触れてる分、非常に冷えていました。(指先は軽くグーしてる状態なので、多少隠れてる)
2枚重ねることによって、甲の冷えはましになりましたが、末端の指先の冷えまではカバーできず。
ちなみに、2枚とも薄手なので、2枚重ねしてもゴワゴワ感はなし。ちゃんとグッパーできます。
結論
メリノウール手袋は、ポリエステル製の手袋に比べると保温性は高いけれど、超冷え性にとって劇的に暖かさが得られるものではなかった。
結局、お悩み解消されんかったんかーい!という声が聞こえてきそうですが、「超手が痛い。辛い。帰りたい」から「まぁ、冷たい。でも我慢できる。まだ走れる」に改善されたのは個人的には大きな進歩です。
なので、そこまで冷え性度合い酷くないよって方なら結構暖かさが出るんじゃないかなと思います。(あくまでも個人の感想ですが)
そもそも、この末端冷え性を根本的に改善することが大事だとは分かっていますが、体質的な問題もあり、なかなか難しいのです。
何とか真冬のランニングを快適にできるよう、引き続き新たな対処法を探していきます!