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【公共交通機関で行く坂東三十三ヶ所巡礼】第十四番 弘明寺

第十四番 弘明寺(ぐみょうじ)

 

 

弘明寺の歴史

721年、インドの僧・善無毘三蔵がこの地を聖地とし、その後737年に行基が観音像を刻んで草庵を作ったのが始まりとされるお寺です。

度々書いてるかもしれませんが、元奈良市民として行基さんはとても馴染み深く、この方の名前が出る度に一気にそのお寺に親近感わきます。

私だけかもしれませんが。いや、多分私だけでしょう。奈良市民でもそんなん言うてる人に会ったことはない。

近鉄奈良駅前に噴水があり、その上に行基像が建ってます。ので、よく奈良駅付近に遊びに行く際「行基前で待ち合わせ」とかしてました。ただそれだけの理由。)

鎌倉時代には源将軍家の祈願所となり、戦国時代には北条早雲が寺領を安堵、江戸時代には徳川将軍から朱印地を賜るなど、時の権力者に保護を受けてきました。

しかし、明治の廃仏毀釈で寺域の大半を失い、現在の寺域は当時の2割程度。

確かにとてもこじんまりとはしていました。

アクセス

京浜急行弘明寺駅から徒歩2分

横浜市営地下鉄弘明寺駅から徒歩5分

公共交通機関で行くのが困難な札所が多い坂東三十三ヶ所巡礼の中で、かなりアクセス良好のお寺です。ありがたし。

お寺までは賑わう商店街が続いています。

旅先で寂れたいわゆるシャッター商店街に出くわすことが多いので、賑やかな商店街見ると何か楽しくなります。

「おぉぉ!人が生活しているぞ!!」って。(何その感想)

境内案内

仁王門

 

仁王像は13世紀作。神奈川県最古のものらしいです。

ぎょろ目強め。

身代地蔵尊

門から本堂までの階段の途中にある身代地蔵尊

平成13年、京浜急行電鉄会社設立100周年を記念して奉納されたもの。

体の悪いところと同じところをハンカチなどで撫でて、それで手当をするといいそうです。

本堂

現在の本堂は、1766年に建立されたもの。

こちらの本堂内、有料にはなりますがご本尊の十一面観世音菩薩立像が拝観できます。

平安時代作と伝わるこの像は、重要文化財にも指定されています。

ノミの彫り跡が残る「鉈(なた)彫り」という技法が使われおり、この技法は関東以北の地方仏に見られるものですが、木材がハルニレというのが全国でも珍しいんだそうです。拝観してきましたが、すごく綺麗に彫り跡残っていました。

っていうか、ハルニレの木って何?

日本産ニレ科落葉高木。別名ニレ。通称として、英語名に由来するエルムも使われている。(Wikipediaより)

だそうです。

七つ石

最初に、このお寺の歴史で紹介したインドの僧・善無毘三蔵が渡来した際、当山の霊域を感得して陀羅尼を書写し結界を立てた霊石。いわばここがこのお寺の始まり。

いわゆるパワースポットと呼ぶべき場所ですね。

一体全国にどれだけあるんだ、パワースポット。

単に歴史的な観点でお寺や神社が好きなのですが、結果的に数々のパワースポットに訪れていることになり、私相当パワーもらい受けてることになります。

全く実感ないですけど。強いて言えば風邪引かない歴23年目突入の健康優良児ということぐらい。

今は外出時はマスク&在宅ワークでコロナ対策をしていますが、それまでは毎年インフル大流行のときもノーマスク&ノー予防接種で、周りがバタバタ倒れて行く中職場で平然としてました。本人自覚ないですが、人に言うと「マジで?すげー」ってよく言われるんで、すごいみたいです。

確かにそう考えると結構パワーもらってんのかもしれんな。(あくまでも個人の見解です。)

ただ、ウイルスには強めですがお肌弱々なので年始早々、原因不明でお肌ズタボロです。赤い&ザラザラ&ボコボコ。ジャムおじさんがいたら顔作り変えて欲しい。

聖天堂

弘法大師が全国回遊の際、こちらに草庵を作って庶民の幸福を祈って修行しました。

その時に祈願した大聖歓喜天が奉納されています。

 

いわゆる観光地的な場所ではなく、地元の方によって長い間厚く信仰されているお寺、という印象でした。そういう場所好きです。何かよそ者だけど一瞬だけその地域に馴染めた気がするので。

 

www.gumyoji.jp

 

その他の坂東三十三ヶ所札所はこちらから

iechiko.hatenablog.com