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【公共交通機関で行く坂東三十三ヶ所巡礼】第九番 慈光寺

第九番 慈光寺

(行った順でブログを書いていく予定なので、紹介する札所は順不同となります。)

 

慈光寺の歴史

創建は7世紀。

霊場を開くことを発願した慈光翁という人物が、このお寺の名前の由来。

その後、役行者が修験の道場を開き、奈良時代には鑑真和上の高弟であった道忠という人が釈迦如来像を刻み、堂宇を整えたという伝承があるそうです。平安時代には比叡山延暦寺の関東別院と定められました。

アクセス

東部東上線武蔵嵐山駅から、ときがわ町路線バス乗車約30分「せせらぎバスセンター」下車

私が行ったとき(2018年)は、この「せせらぎバスセンター」で「慈光寺」方面行きのバスに乗り換えたのですが、(通常は、「慈光寺入口」下車徒歩40分。日・祝のみお寺横の「慈光寺」に停まるバスが運行されていました。私は祝日に行ったので直近のバス停まで行くことができました。)現在は運休しているようで、公式HPでは「乗合タクシー」にご乗車くださいと記載されています。

 

京都が身近な関西人、嵐山の文字を見ると「あらしやま」と読みたくなりますが、こちらは「らんざん」と読むそうです。

ずっとここに来るまで、「武蔵国のあらしやまかー」と思ってました。

キャラクターは、むさし嵐丸くん。被っているのは、国蝶オオムラサキ

嵐山町の雑木林にはこの蝶が生息しており、オオムラサキの森という施設もあります。

香川照之さんご出演【昆虫すごいぜ】も以前取り上げられてました。この蝶。

(この番組、大好き。)

で、今回私は蝶を見に来たわけではなく、お寺が目的。

しかも、嵐山町の話ししておきながら、お寺があるのはここではなく、お隣ときがわ町です。

境内案内

タラヨウの木

慈覚大師円仁のお手植えと伝わるタラヨウの木。

樹齢1100年以上。

あんま馴染みない木だなーと思って説明書きを読むと、この木の葉っぱは棒で字が書けることから「葉書」の語源になってるんだそう!へーへー

本堂

鐘楼

昭和60年の火災で半焼したため平成2年に再建。

ですが、この鐘は1245年の銘があり、埼玉県最古のものとして国の重要文化財に指定されてるんだそう。

観音堂

御朱印観音堂へ参られてから」と本堂前に記載があったので、観音堂へ。

少し距離があります。

つっても3分ぐらいこんな階段上るだけですけど。

観音堂は、1803年の建築。

この観音堂の中には馬が吊るされています。

この馬、左甚五郎作の「野荒しの馬」と言われ、夜になると抜け出して周囲の畑を荒らしていたため、この場所につるし上げられたそう。

確かに、この角度から見ると何か悲壮感漂う表情に見えてくる。

馬の像があるお寺はちょいちょいありますが、こんな仕打ちにあってるのはこの子だけじゃなかろうか・・・

 

観音堂の拝観も終わったので、本堂へ御朱印を頂きに。(納経所と本堂がつながってるような造りでした)書いていただいてる間、阿弥陀如来さんをじっくり拝見させて頂きました。

すると、御朱印を書いてくださってたお寺の方(ご住職?)が

バスですか?今なら11:49発のにギリギリ間に合いそうですね。

ちなみに私、ここに着いたの11:35

予定では、11:49発のバスにはさすがに間に合わないだろう、と帰りは時間つぶしの意味も込めて40分かけて慈光寺入口のバス停の方までのんびり歩いて、13:56のバスに乗るつもりでした。宝物館があったので、そこを見てもいいな~とか思いながら。

んが、今ならまだ間に合うと。

そして

ちょっと、急いで書きますね!!

と言っていただき、そこまでしていただいたのなら・・・と急いでお金払って、門前の数段の階段駆け下りて、はい。滞在時間15分ほどでさっき乗ってきたバスにまたまた乗り込みました。

多分運転手さん、「え?こいつもう戻ってきた」と思ってたでしょうね。

このバスの運休の理由がコロナなのか、何なのか分かりませんが、公共交通機関駆使の民としてはバスがなくなるのは痛手だな~と思います。

(そういう理由もあって、地方でできるだけバスとか電車使ってお金を落とすようにしています。たった1~2回乗って何かが変わる訳じゃないかもしれないけど、ないよりはあった方がいいもんね。きっと。)

www.temple.or.jp

 

 

その他の坂東三十三ヶ所札所はこちらから

iechiko.hatenablog.com