紀三井寺の歴史
紀三井寺の歴史は古く、約1250年前 唐から来た為光上人によって開基されました。
為光上人は、諸国行脚の途中この地にたどり着き、名草山(なくさやま)中腹に光を感じました。翌日その山に登り、そこで千手観音を感得しました。そして自ら十一面観世音菩薩像を刻み、一堂を建立し安置しました。これが紀三井寺の起こりとされています。
正式名称は「紀三井山金剛宝寺護国院」ですが、山から3つの霊泉が湧き出すことから「紀三井寺」と呼ばれ、こちらの方が今ではよく知られてると思います。
私も、紀三井寺が正式な名前やとずっと思ってました。
アクセス
最寄り駅:JR紀三井寺駅 徒歩10分
(JR和歌山駅から紀勢本線(きのくに線)に乗り換え。和歌山駅から紀三井寺駅までは6分)
拝観料は200円
早咲きの桜の名所 紀三井寺
あいにくお天気が曇りで、桜の花びらと空が同化してしまいます。
そして、お気づきでしょうか。写真真ん中上部に何やら白い汚れのような・・・
これ、途中で気づいたんですが、レンズが汚れてて、こんなことになりました。やっちまった。(ちゃんと手入れしろよ)
さくら名所100選にも選ばれています。
日本人って、何かと100個選ぶの好きですよね。
【100名城】とか、【100名水】とか、【100名山】とか。(そしてそういうのを制覇したくなる人)
楼門をくぐって目に入るのが
うんざりしちゃう。長い階段です。
お寺に行くと、大概長い階段が待っています。足腰のトレーニングだと思いましょう。
女厄除 三十三段やら
還暦厄坂 六十段などが行く手に立ちふさがりますが、頑張りましょう。
頑張れば・・・
和歌浦や、遠く淡路島や四国も見渡せる・・・って、ドン曇りやないか。
江戸時代建立の本堂。
ちょっと桜満開には時期が早く、5分咲き?ぐらいでしょうか。
室町時代(1449年)に建立された多宝塔(国指定重要文化財)
色が相当綺麗なので、近年修復されたんだと思います。
日本最大の木造立像
こちらの仏殿の中で出会えるのが、
木造としては日本最大の大千手十一面観世音菩薩像。
その高さ約12メートル、重さ30トン!!
8分割されて、搬入され堂内で組み立てされたそうです。
平成20年5月に完成とまだ新しいので、金ぴかぴか。
有料にはなりますが、上に上がって、菩薩様と同じ目線に上がり、お顔を拝見することもできます。
(別途展望回廊料金100円が必要)
寺名の由来にもなった、日本名水の一つ「三井水」
「清浄水」「楊柳水」「吉祥水」があり、こちらは「清浄水」
残念ながら満開の桜を見ることはできませんでしたが、この桜が咲き誇ればさぞ綺麗なことでしょう。
これが晴れ渡ってたら、さぞ綺麗でしょう。
まさに花曇りの1日。
紀三井寺へは、桜満開の晴れた日に行くことをおすすめします。
拝観時間等はこちらのHPで詳細をご確認ください。
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