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【公共交通機関で行く西国三十三所巡礼】 第二番 金剛宝寺(紀三井寺)

第二番 金剛宝寺紀三井寺

 

 

紀三井寺の歴史

紀三井寺の歴史は古く、約1250年前 唐から来た為光上人によって開基されました。

為光上人は、諸国行脚の途中この地にたどり着き、名草山(なくさやま)中腹に光を感じました。翌日その山に登り、そこで千手観音を感得しました。そして自ら十一面観世音菩薩像を刻み、一堂を建立し安置しました。これが紀三井寺の起こりとされています。

正式名称は「紀三井山金剛宝寺護国院」ですが、山から3つの霊泉が湧き出すことから紀三井寺と呼ばれ、こちらの方が今ではよく知られてると思います。

私も、紀三井寺が正式な名前やとずっと思ってました。

アクセス

最寄り駅:JR紀三井寺駅 徒歩10分

(JR和歌山駅から紀勢本線きのくに線)に乗り換え。和歌山駅から紀三井寺駅までは6分)

 

拝観料は200円

 

早咲きの桜の名所 紀三井寺

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室町時代建立の楼門(国指定重要文化財

 

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あいにくお天気が曇りで、桜の花びらと空が同化してしまいます。

そして、お気づきでしょうか。写真真ん中上部に何やら白い汚れのような・・・

これ、途中で気づいたんですが、レンズが汚れてて、こんなことになりました。やっちまった。(ちゃんと手入れしろよ)

 

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さくら名所100選にも選ばれています。

日本人って、何かと100個選ぶの好きですよね。

【100名城】とか、【100名水】とか、【100名山】とか。(そしてそういうのを制覇したくなる人)


楼門をくぐって目に入るのが

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うんざりしちゃう。長い階段です。

お寺に行くと、大概長い階段が待っています。足腰のトレーニングだと思いましょう。

 

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女厄除 三十三段やら

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還暦厄坂 六十段などが行く手に立ちふさがりますが、頑張りましょう。

頑張れば・・・

 

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和歌浦や、遠く淡路島や四国も見渡せる・・・って、ドン曇りやないか。

 

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江戸時代建立の本堂

ちょっと桜満開には時期が早く、5分咲き?ぐらいでしょうか。

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室町時代(1449年)に建立された多宝塔(国指定重要文化財
色が相当綺麗なので、近年修復されたんだと思います。

日本最大の木造立像

 

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こちらの仏殿の中で出会えるのが、

 

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木造としては日本最大の大千手十一面観世音菩薩像

その高さ約12メートル、重さ30トン!!

8分割されて、搬入され堂内で組み立てされたそうです。

平成20年5月に完成とまだ新しいので、金ぴかぴか。

 

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有料にはなりますが、上に上がって、菩薩様と同じ目線に上がり、お顔を拝見することもできます。

(別途展望回廊料金100円が必要)

 

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寺名の由来にもなった、日本名水の一つ「三井水」

「清浄水」「楊柳水」「吉祥水」があり、こちらは「清浄水」

 

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残念ながら満開の桜を見ることはできませんでしたが、この桜が咲き誇ればさぞ綺麗なことでしょう。

 

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これが晴れ渡ってたら、さぞ綺麗でしょう。

まさに花曇りの1日。

 

紀三井寺へは、桜満開の晴れた日に行くことをおすすめします。

 

拝観時間等はこちらのHPで詳細をご確認ください。

www.kimiidera.com

 

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