※この記事は、2015年9月~2019年4月まで3年半かけて歩き遍路をした記録です。情報などは当時のものなので、現在と変わっていることがあるかもしれません。ご了承ください。
【前回の記事はこちら】
16番 観音寺までの道のり。
ちょっと歩くと国道に。
アスファルトをひたすら歩いて、30分ほどで到着。
16番 観音寺
大師像があると、とりあえずご挨拶。
「寒いけど、自分、頑張ってまっす」
本堂
大師堂
手がかじかんでたのか、ものすごいカメラ斜め。
こちらには、夜泣き地蔵さんがいらっしゃいます。
子供の夜泣きを止めてくれるというお地蔵さん。
ここのお寺では、数人のお遍路さんにお会いしました。
でも、みんな車でまわっておられるようで、歩きだしたら遍路道はまた一人ぼっち・・・一人好きだからいいけどね。
次は、この日最後のお寺、3キロ先の井戸寺です。
残り1.5キロよりも、その下の「蚕の館」の方が気になります。
ミラーの柱に貼ってある案内では、あと700メートル。
その下のボロ看板では、あと300メートル。
この数年で、井戸寺、400メートル動いたんかい。
案内看板によって、多少距離に差があるのはあるあるです。(400mってまぁまぁな距離やけど)
実際には、何メートルだったのか分からないですがほどなくして、到着。
17番 井戸寺
本堂
大師堂
こちらの建物の中に、大師が自分の杖で一夜にして掘ったという伝説のある井戸があります。
その名は面影の井戸
この井戸がお寺の名前の由来です。
覗き込んで、自分が映れば無病息災。
映らなければ、3年以内に不幸が訪れる・・・らしい。
おそるおそる、覗き込んでみました。
・・・貞子、いたらどうしよう・・・・
おもいのほか、深い井戸でしたが、奥の方に自分の影がきちんと確認できました。
良かった。無病息災ゲット。
参拝を終えて、納経所へ。
ここの納経所では、かわいらしい男の子が出迎えてくれました。
おそらく御住職のお孫さん。推定年齢3歳。
(というか、墨書きしてくださる方が、住職なのかお寺にお勤めの方なのか
正直不明なんですが)
「歩いておられるんですか?寒い中大変ですねー」
「そうですねーどんどん寒くなってきましたねー」なんて話をしてたら
「お姉さん、寒い中頑張って歩いてはるから、お菓子差し上げよう。取って来てあげて。」
と御住職(とすることにした)が(おそらく)お孫さんに。
すると、
「お菓子、何個欲しい?」
か、かわいい(キュン)
「1個でいいよー」
「1個だけでいいのー?」
さすがお寺の子。懐が深くていらっしゃる。
寒空に冷えた体と心が癒されました。
いただいたお菓子。
夜にホテルで食べよーっと。
ここから、18番 恩山寺までは約20キロ。
この日はここ井戸寺で一旦終了。
恩山寺までのルート上に位置している東横イン徳島駅眉山口が本日のホテル。
ここからひたすら朝出発した徳島駅方面へ戻ります。
ガイドブックの地図を見る限り、18番へのお遍路道が徳島駅の方を通るので、迷わず行けるはず。
(私が愛用していたガイドブックは、ブログの最後にご紹介しています。)
大きい道沿いなので安心です。
道に迷ったとしても、誰かに聞けるという安心。(人いないけど。)
そして、何より寒い冬。冷える体。近くなるトイレ。
そう、真冬のお遍路経験してみて、前回と何が違うってトイレの回数。
前回は、9月のまだ暑い日で、沢山飲んだ水分が次々汗で流れたのですが、歩いてるだけではほぼ汗をかかないこの季節。
でも体を動かしてるし、乾燥もするしで、喉はそれなりに乾く。
水分補給は重要。
なので、水、飲む。
即、トイレ。
これ、なかなかトイレにたどり着けないような住宅街や山道なら大変です。
幸い、このルートは県道やら国道沿いにちょこちょこお店があるのでトイレ問題抱えずに済みました。
やはり、真冬のお遍路は色々な意味でルートが重要。
今後も、街中に限り実行しようと思います。
ホテルまでは約10キロ。
ひたすら車道沿い。排気ガス吸いまくりながら歩きます。
前回の反省を生かして、荷物も軽めにしてたので快調。
と、言いつつもまたもや昼食取らず、いものお菓子だけモサモサ食べただけだったので
少々パワーダウン。
そんな時、思い出す。
さきほどの井戸寺でもらったお菓子。
夜のデザートのつもりでしたが、我慢できず歩きながらモグモグ。
元気になったよ。ありがとう。
雲って冷えて来た空の下、歩くこと1時間半。
すごく久しぶりに、お遍路道しるべに遭遇。
恩山寺までは、まだ12キロもあります。
眉山を背に、阿波おどり会館が見えました。
ここから数分で、今回のホテル
東横イン徳島駅眉山口に到着。
井戸寺から1時間50分ほどかかりました。
ひたすら県道&国道沿いの分かりやすい道のおかげで迷子の天才、迷子知らず。
バンザイ。
ふー、でも、今日一番の距離だったわ。
ちなみに、東横インでは「お遍路さんプラン」というのがあり納経帳を見せると、シングル1泊4,500円で泊まれます。
んが、このプラン、直接東横インのHPもしくは電話での予約が必要で今回、いつも愛用楽天トラベルでホテルの予約をした私には適用してもらえまへんでした・・・
しくった。
少しお部屋で休憩した後、夜ご飯。
徳島といえば、徳島ラーメン。(ではないですか?)
ホテルから10分ほどで行ける
三八製麺所はじめ さんへ行きました。
支那そば(味玉入り)720円也。
冷えた体にスープが染み入ります。
黄色系ラーメンなんだそうですよ。
お肉と卵の甘辛が徳島ラーメンのイメージだったんですが(実際、そういうラーメンを以前食べました)それより、この方が個人的には好みでした。
と、ラーメンの話してるのに写真がないので、想像でお楽しみください。
お腹を満たして、明日に備えて早めの就寝。
第1回目は、夜中に目覚め少々寝不足に陥りましたが、今回はぐっすり。
ベッドって寝やすいわー
私が旅の間愛用していたガイドブックはこちら。
納経帳とほぼ同じサイズで、サブバックに収まります。
地図と各お寺の案内が書かれてるので、一冊あるととても便利でした。